磁性アタッチメントによるインプラント
失った歯を治療する方法として、インプラントが広く認知されるようになってきています。
歯科技術は日進月歩であり、このインプラントにおいても、常に進化して続けていますが、その一つがキャップ式の磁性アタッチメントと呼ばれるシステムです。
これは義歯をしっかり取り付けることのできる画期的な方法で、第三世代の維持装置として注目されています。
従来の取り付け方法だと、しばしばレジンを流し込んだ際にアンダーカット部分にまで流れ込んでしまい、固まって義歯が外せなくなるというトラブルを引き起こしたり、逆に慎重になりすぎて、レジンが足りず後からマグネットが脱落してしまったり、不衛生な状態とさせてしまっていました。
しかし、この方法では、原子レベルの磁気エネルギーにより強力な維持力を発揮させ、脱落の心配がなく、脱着も簡単です。
磁性アタッチメントのメリットとして、「支台の保護」「義歯の使いやすさ」「審美性」の大きく3つがあります。
さらに様々な応用、発展が可能となるという点も見逃せません。
超高齢化社会を迎え、今後ますますインプラントの需要が高まっていくことが予想されますが、その意味でも最新かつ最善の方法が選択できることは素晴らしいことです。
この磁性アタッチメントを使った方法は、「MACS System」と呼ばれ、研究会も発足されています。
入会金や年会費等は一切ありませんので、関心のある歯科医療関係者は、資料請求してみると良いでしょう。